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アセンブリ言語で書かれた「PockePonga」のプログラムを、実際に実機のポケコンで走らせる手順を書いておきます。

まず「pockeponga_to_be_transferred_to_pokecom.txt」ファイルをダウンロードしてから、下記の手順に従ってください。


アセンブリで書かれた PockePonga (ぽけぽんが)のプログラムをポケコンに転送して走らせる手順
最終更新日:2013年02月10日


アセンブラは工学社が出版している「PC-E650 PC-U6000 活用研究」という本の215ページから222ページに載っているアセンブラを使った。以下の機種で動作するはず:
PC-E500
PC-1480U
PC-1490U
PC-E550
PC-1490UII
PC-E650
PC-U6000


用意するもの:
1)
pockeponga_to_be_transferred_to_pokecom.txt」ファイル
2) PC-E500/E550/E650 シリーズのポケコン
3) Windows XP もしくは Windows 7 がインストールされているUSBポートがついているパソコン
4) ポケコンとPCを接続するケーブル(Takamatsu Kenjiさんのホームページで購入させてもらいました。URLは: http://kenji.ram.ne.jp/e500/index.html )
5) 工学社が出版している「PC-E650 PC-U6000 活用研究」という本の215ページから222ページに載っているアセンブラ。ここではこのプログラムが PC上に「assembler.txt」というファイル名で存在していると仮定する
6) Tera Term という無料転送ソフト



STEP 1)
USBケーブルを使って パソコンとポケコンを接続する。

STEP 2)
ポケコンをオンにする。

STEP 3)
ポケコンをRUN モードに切り替える。


(ファイル保存用の領域を確保していない場合、
INIT "E:10K"
として確保しておく。)

(マシン語領域を確保していない場合、
POKE &BFE03,&1A,&FD,&0B,&00,&28,&00
CALL &FFFD8
と入力して、メモリに10Kバイトのマシン語領域を確保しておく。実際にはPockePonga を走らせるには 2KB の領域で充分だが、これからのことも考えて念のため10Kを確保しておいた。)



まずはアセンブラをポケコンに転送する。以下はその手順:

STEP 4)
POKE &BFD35,0,255,0,80
と入力して、[Enter]キーを押す

STEP 5)
OPEN "1200,N,8,1,A,L,&H1A,N,S"
と入力して、[Enter]キーを押す。

STEP 6)
CLOSE
と入力して、[Enter]キーを押す。

STEP 7)
LOAD "COM:" (もしくはLOADだけでもいいみたい)
と入力して、[Enter]キーを押す。

STEP 8)
PC上の "D:\Program Files (x86)\teraterm\ttermpro.exe" を起動する。(これは Tera Term というフリーソフトなので、PCにインストールされていなかったらネットで探してインストールする必要がある)

STEP 9)
最初の画面で「シリアルポート」ラジオボタンをクリックして、[OK]ボタンを押す

STEP 10)
設定メニューから[シリアルポート設定]を選ぶ。

STEP 11)
以下のように設定を変更して[OK]ボタンを押す
ポート: COM4
ボー・レート: 1200
データ: 8 bit
パリティ: None
Stop: 1 bit
フロー制御: hardware (Xon/Xoff でもいいのかも)

送信遅延
10ミリ秒/字 10ミリ秒/行

STEP 12)
ファイルメニューから[ファイル送信]を選び、転送したいファイルを選択して[Open]ボタンを押す。
(注意:1回目はアセンブラのプログラムを転送するので、
「assembler.txt」を選んで[Open]ボタンを押してから次の Step へ行くように。
2回目は「PockePonga(ぽけぽんが)」のゲームを転送するので「pockeponga_to_be_transferred_to_pokecom.txt」を選んで[Open]ボタンを押してから次の Step へ行くように。)

STEP 13)
し ばらくするとPC上で転送が終了して転送ダイアログが消える。このダイアログが消えた後でも、しばらく待たないとプログラムの最後まで転送されないことが あるみたい。なのでダイアログが消えても30秒くらい待ってからポケコンの[On]ボタン(これは[Break]ボタンでもある)を押して、LIST とタイプしてプログラムが入っているのを確認してから、PC上のTera Termを終了させる。

STEP 14)
この後、下記の手順に従っていたら何度かポケコンがフリーズした。USBケーブルが差し込んであったのが問題かも知れないので、念のため、この時点で一度 USBケーブルを抜いておく。

STEP 15)
ポケコン上で
RUN
と入力して、[Enter]キーを押す。画面に数字が次々と表示される。数分後にビープ音と共に「OK」と表示される。

STEP 16)
OKと表示されたら、無事にマシン語エリアにロードされたということなので、
SAVEM "E:ASM",&HBEA9B,&HBFBFF,&HBEA9B
と入力して、[Enter]キーを押す。これでセーブができる。





次にアセンブリで書かれた「PockePonga」のプログラムを転送する。

STEP 17)
ポケコンをPROGモードに切り替え、
NEW
と入力して、[Enter]キーを押す。

STEP 18)
USBケーブルを使ってパソコンとポケコンを接続して、ポケコンをRUN モードに切り替え、上記の STEP 4 から STEP 14 までを繰り返す。


最後にPockePonga のプログラムをアセンブラにかける。

STEP 19)
アセンブラを起動するには
CALL &HBEA9B
もしくは
LOADM "E:ASM"
と入力して、[Enter]キーを押す。

STEP 20)
起動画面が表示されるので、
ASM
と入力して、[Enter]キーを押す。

STEP 21)
下記のような情報が表示されるのを確認する:

- Pass 1
No error(s)
- Pass 2
No error(s)
End address 0BDA2F/0BDA2F

STEP 22)
エラーがなければ、
CALL &BD400
とタイプをすればゲームが始まる。




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